今日は、胸が熱くなるご報告をさせてください。
私の元に、かつてピアノを学んでいた生徒さんから、こんなメッセージが届きました。
「関根先生、ご無沙汰しております!私事ですが、東京藝術大学 作曲科に合格しました!」
彼の名は、水谷裕樹さん。
実は水谷さんは、社会人になってから、私の教室に通い始めてくれた生徒さんです。
音楽に対する深い情熱と向き合い直したいという強い思いから、忙しい日々の中でもピアノと真剣に向き合い続けていました。
届いたメッセージの中には、こんな言葉もありました。
「関根先生の元で学ばせて頂きましたロシアピアニズムとの出会いが、すべての原点でした。
僕の音楽への向き合いを根底から見直すことになり、
特に“調性に対する聴感覚”が全く変わったことに、自分でも驚いています。」
「僕なりに、“挑戦することに遅すぎるということはない”と、自分に証明できたようで、今は安堵しています」
社会人としての忙しい時間の中で、自分自身と向き合い、学び、挑戦し続けたその姿勢に、私は深く胸を打たれました。
今の私は、あの頃よりもっと良い指導ができるようになっていると思います。
でも、あの時はあの時で、自分なりの最善を尽くしていたし、何より水谷さんの情熱と共鳴できたことが、私にとって大きな喜びでした。
レッスンではいつも「音」と真剣に向き合い、深いレベルで対話していたことを、今でも鮮明に覚えています。
【結びに】
「まだ自分でも聴いたことのない、新しい聴感覚の世界を切り拓いていきたい」と語る水谷さん。
その未来がどれほど自由で、美しく、創造的な響きに満ちているか、想像するだけでワクワクします。
心からおめでとうございます。
そして、心からありがとう。
これからもずっと、応援しています✨