あけましておめでとうございます

― 静かに始まった一年に寄せて ―

あけましておめでとうございます。
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、2026年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年のご挨拶というと、つい「今年の目標」や「抱負」を語らなければ、と思ってしまいますが、
今年は少し違う始まり方をしていました。

お正月を過ぎ、日常が戻り、
静かな時間の中でピアノに向かいながら、
「ああ、また音と一緒に一年を重ねていくんだな」と、
そんな実感がじわじわと湧いてきたのです。

音楽は、派手なスタートダッシュがなくても、
ちゃんとその人の歩幅で続いていくもの。
今年は特に、そのことを大切にしたいと感じています。

コンサート、レッスン、日々の練習。
どれも当たり前のようでいて、
実はとても尊い時間です。

ピアノを通して出会える人がいて、
音を介して心が触れる瞬間がある。
その一つひとつを、丁寧に味わいながら過ごしていけたらと思っています。

この一年も、
静けさの中にある豊かさ、
音が生まれるその手前の気配、
そして「音楽がある日常」のあたたかさを、
少しずつ、でも確かに、届けていけますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

関根希美子

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