ピアノコンチェルトに出演します⑧(番外編)

生徒と一緒に舞台に立つということ

今回のコンサートには、実は生徒も一緒に出演していました。

もちろん、私もサポートに入りながら。

指揮者の先生のレッスンへの付き添い。
オーケストラとの合わせへの同行。
録音、そしてフィードバック。

それらをすべてレッスンに持ち帰って、
一つひとつ一緒に整えていきました。


当日のリハーサルでは、私は客席に座って、実際にホールでどう聴こえているかを確認。

音の飛び方、その日のピアノの特徴や癖、そして、今この場で修正できること。

本番直前まで、できることはすべてやり尽くしました。

舞台に立つのは生徒本人。

でも、その裏には、たくさんの「見えない準備」がある。

その一部を、一緒に担えたことは、とても大きな経験でした。


そして打ち上げの席で、指揮者の先生やオーケストラの方からこんなことを言われました。

「生徒さんの前で弾くのを嫌がる先生は多いですよ」

その言葉を聞いて、少し驚きました。

なぜなら、私はまったく逆だから。

客席に生徒の顔を見つけると、すごくホッとするんです。

そして、生徒には、私の演奏を聴いてほしい。

上手くいくときも、思うようにいかないときも、全部ひっくるめて、“今の私”を見てほしいと思っています。

きれいに整えられた理想の姿ではなくて、音楽と向き合っている姿。
その場で感じて、選んで、音を出している姿。

そういうものを、嘘偽りなく見せていきたい。

教えることと、演奏すること。

一見、別のもののようでいて、実は深くつながっているのかもしれません。


生徒と同じ舞台に立つこと。

同じ空気の中で音楽をすること。

それは、

言葉では伝えきれない何かを、
確かに共有できる時間でした。

今回の経験を通して、あらためて感じたこと。

私は、“背中で伝える先生”でありたい。

聴きに来てくださった生徒さんたちと記念撮影🎶
ドレスを脱いでしまったので私服で残念💦

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